春の気配


雨が降ったり雷が鳴ったりと、
季節の変わり目特有の不安定な気候が続きますね。
この時期でもまだ朝夕は気温が低かったり、
風が吹くと体感気温が下がったりで
体調管理には十分注意が必要ですね。


さて、今回の更新は茨木市内で橋梁の補修工事を
お手伝いさせてもらった現場についてです。


この現場の主要な目的は
1.床版のひび割れの補修
2.古くなって剥げてきた塗装の塗替え
3.伸縮装置の取替え
となります。

順を追って紹介していきましょう。


まずはひび割れの補修です。

築何十年の橋なので、
繰り返し車が通ったりすることで、
微細なひび割れ(=ヘアークラック)が
どうしても生じてしまいます。

ここから水が入ると、鉄筋コンクリートの中の
鉄筋が錆びたりしてしまうので、
ひび割れを塞いでしまいます。

まずは事前調査。
本当に細かい髪の毛の太さくらいの
ひびなので写真では分かりませんが、
結構ひび割れが入っていました。
現状JC-08-80.jpgこのひび割れを塞ぐためにエポキシ樹脂を注入していきます。

P2060025-90.jpg注射器のような器具を取り付けて、
ゴムバンドで圧をかけて
じわりじわりとしみ込ませていきます。


お次は、塗装の塗替えです。

塗装の塗替えにも下準備があって、
まずは錆びや汚れを落とすケレンという作業があり、
それが終わったら、
下塗り(2回)→中塗り→上塗りと塗り重ねていきます。
P2160044-90.jpgただ単に分厚く塗ればいいというものでもなく、
塗る厚さにも規格値が存在します。
都度計測して、
塗りすぎや塗らなさすぎがないかどうかを確認します。

R0020095-90.jpg
同一箇所の5点の計測値を数箇所から計測し、
標準偏差によって規格値に則っているかどうかを判断します。

発注者の確認も受けてばっちりです。
P2180022-90.jpg

お次は、伸縮装置の取り替えです。

橋というものは、
気温による収縮や上載荷重によるたわみなどを見越して、
道路側とピッタリくっつけずに、
遊間と呼ばれる隙間を少しあけて橋を架けます。
しかし隙間が空いていると
水がそこから滴ったりして不都合が多くなるので、
伸縮装置という
収縮やたわみを吸収してくれる装置を取り付けて
道路側と橋との間を塞いでしまいます。

今回の工事では「MMジョイント DS型」
というものを使用しました。

コンクリートではなく
アスファルト合材を使用する工法で、
詳しくはコチラを参照ください。

まずは設置部を斫って、前段取りを進めます。
P2240042-55.jpg
前段取りが完了すると、
現場にて混合したアスファルト合材を打設し、
転圧していきます。
くっつけた-1.jpg

段取り良く施工が進んだので、
近隣住民の皆様や通行車両に対して
ご迷惑をかける時間が短縮できました。


以下、着工前と竣工後の比較写真となります。

着工前竣工1-70.jpg
着工前竣工2-70.jpg


いかがでしょうか?
ダイナミックな工事ではないですし、
ぱっと見の変化もありませんが、
これも安全性を高めるという
土木工事の大切な役割となります。


元請さまにも満足してもらえるような
出来栄えになったと思います。


今日も一日ご安全に!

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